業界人が暴露する!シナリオライターの年収と将来性のぶっちゃけトーク

シナリオライターを目指している人にとって、年収将来性がどうなのか気になりますよね。

そこで、シナリオライターとして3年間ゲーム開発に携わった筆者がすべてを暴露します。

この記事を読んで、シナリオライターという仕事を本当に選ぶべきなのかを慎重に検討しましょう。

シナリオライター以外のライター業についても紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

この記事を書いた人:さーくん
WEB小説で15万PVを達成後、シナリオライターとしてデビューし3年間活動。
現在は営業×マーケティングを本業としている。
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自己紹介

シナリオライターの年収と将来性について

シナリオライターの年収がいくらなのか、そして、将来性があるのかを一緒に考えていきましょう。
では、さっそく本題に入っていきます。

年収

まず、年収ですが、この業界は本当にまちまちであるため平均年収は参考になりません。
そのため、私が実際にもらっていた年収を公開していきます。
〇勤務していた会社
PCゲームを中心に開発している、小規模なゲームメーカー
〇年収
アルバイト時代(3か月):推定年収120万円(内訳:月収10万×12か月)
契約社員時代(10か月):推定年収180万円(内訳:月収15万×12か月)
もしかしたら、「低すぎっ!?」と驚くかもしれません。
ただ、シナリオライター歴1年未満の新人ならこの程度でしょう。
ソシャゲ会社なら、ライター経験1年未満でも250万円~300万円程度はもらえるかもしれません。
コンシューマーゲーム会社となると、そもそも新人ライターを雇うことは稀であるため推測不可能です。
シナリオライターに限った話ではありませんが、クリエイターは会社勤めすると極端に年収が低くなります
アニメーターなどがその典型例ですね。
しかし、会社を離れてフリーランスとして独立すると状況はガラりと変わります。
〇フリーランス時代(約2年)
PCゲーム会社、ソシャゲ会社、同人サークルから仕事を受注していました。
〇単価
シナリオライターの場合、1KBあたり〇〇円で報酬を受け取ることが多いです。
1作品につき〇〇円という場合もあります。
また、毎月必ず仕事があるわけではないため年収にバラつきがあります。
〇年収
240万~340万
〇補足
私の場合、大学に通いながら仕事をしていたため受注できる量に限りがありました。
そのため、すべての時間を作業にあてることが出来ていたら+50万円程度はアップしたと思います。
基本的に、シナリオライターも独立してしまえば年収を上げていくことは可能です。

ただ、執筆スピードには限界があるため、大量の仕事を受けるのは難しいと思います。

稼げたとしても700万円程度になるのではないでしょうか。

将来性

では、シナリオライターの将来性について考えていきましょう。
シナリオライターはざっくりと、PCゲーム系、ソシャゲ系、コンシューマー系の3タイプに分類できます。
このような系統によって将来性も大きく変わるため、1つずつ分けてみていきます。
〇PCゲーム系シナリオライター
正直なところ、将来性はもうないと思ってください。
PCゲーム会社の大半が、ギリギリのところで経営をしています。
若いライターがあえてこの業界に飛ぶこむ必要はないと個人的に思っています。
〇ソシャゲ系シナリオライター
ソシャゲ人気が急に衰えるとは考えにくいため、将来性はあるとは思います。
ただし、ソシャゲにおけるシナリオはそこまで知識・技術・才能を必要としません。
悪い言い方をすると、日本語が書ければOKぐらいの感覚です。
この業界ではあまりシナリオライターとしての成長は見込めません。
キャリアに箔をつけるという意味では良いと思いますが、長居は禁物です。
〇コンシューマー系シナリオライター
コンシューマーゲームには、国内に大手企業が複数存在し、市場としてもまだまだ大きいです。
また、シナリオライターとしてこの業界に入れる人間は少ないため、ライバルも少ないです。
よって、将来性は間違いなくあると思います。
問題としては、入口が極端に狭いということです。
未経験からいきなりシナリオライターにはなれないでしょう。
まずは、開発を補助するような役職で入社し、その後にライターを目指すべきかと思います。
以上から、シナリオライターを目指すのであれば次のようなキャリアを歩むことをオススメします。
・ソシャゲ会社でキャリアをスタート→コンシューマー会社へ移籍
・コンシューマー会社に入社→そのまま経験を積みシナリオライターを目指す
数十年ほど前ならPCゲームで武者修行するのがベストでしたが、今はちょっと厳しい状況です。
そのため、上記のようなキャリアを目指すのが良いでしょう。
シナリオライター以外の道について
シナリオライターになりたいと思っても、全員がなれるわけではありません。
そのため、セカンドチョイスを常に念頭に入れておきましょう。
私がオススメする別の選択肢が、下記になります。

小説家

シナリオと小説は非常に相性が良いため、オススメな職業になります。
ただし、小説家といっても、出版社に拾ってもらうまで延々と待ち続けることはオススメしません。
私が推奨するのは、電子書籍を個人で発行してお金を稼ぐという道です。
はっきり言って、書籍化にこぎつけたとしても、そのままずっと作家として生きていけるのはごく少数です。
ほとんどの人間が途中で職を変えることになります。
そんな厳しい競争に身を投じるくらいなら、電子書籍の個人出版をしましょう。
個人出版であれば、たとえば、一般企業に勤めながら副業として稼ぐことも可能です。
これほど安全かつ確実な道はありません。
もし、電子書籍の発行に興味がる方はぜひ当サイトにご連絡ください。
当サイトでは、電子書籍の発行を含めたアマチュア作家向けのマーケティング支援を行っています。

WEBライター

WEBライターとは、簡単に言えばWEB上に公開する記事を執筆する職業です。
このサイトのように、ブログ形式の記事を書くのもWEBライターの仕事の1つ。
企業から依頼を受けて商品を宣伝(アフィリエイト)することもあります。
とにもかくにも、文章をきちんと書くことができれば簡単にこなせる仕事です。
問題点としては、1記事あたりの報酬単価がめちゃくちゃ低いということです。
副業としてならWEBライターは良い選択肢になり得ますが、本業としてはちょっと厳しいです。

ゲームシナリオ翻訳家

ゲームシナリオの翻訳家とは、外国産ゲームのシナリオを日本語に翻訳する職業です。
語学力が必須になってしまいますが、シナリオライターのスキルが大いに活かせます。
たまに、ゲーム翻訳家の求人が出ることがあるので定期的に求人サイトをチェックしておきましょう。
また、フリーランスとして仕事を請けることも可能ですが、それは狭き門です。
まずは会社に勤務して実績を作り、それから独立を目指しましょう。
求人を見るかぎりでは、年収300万円以上は確実にもらえるので本職にもできます。

まとめ

最後に、ここまでの内容をまとめていきます。
〇シナリオライターの年収
独立するまでは年収はかなり低め。独立後は300万円以上は確実にもらえる。
〇シナリオライターの将来性
現状では、コンシューマーゲーム業界に入るのが最良の選択。
ただし、非常に狭き門のためセカンドチョイスも用意しておくべき。
〇セカンドチョイス
・小説家(電子書籍の個人出版)
・WEBライター
・ゲームシナリオ翻訳家
以上になります。
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